お水取り
- 「若狭神宮寺 と 鵜の瀬」 -

 

 天台宗で霊応山と号し、薬師如来、脇侍日光月光菩薩等の仏像のほか 
若狭彦(男神)若狭姫(女神)の神像が本尊
 

近世までは若狭鎮守十二宮の神宮寺であった。元正天皇の勅願で
和銅7年(714)滑元の草創といわれる

神仏習合の具体的なあらわれとして、奈良時代から神宮寺建立
若狭一の宮(若狭彦・姫神社)の奥院

若狭地方における室町末期の代表的建造物 本堂は(天文22年=1553)再建で重要文化財)、北門にあたるに仁王門も重文で鎌倉末期の建造物。
 本尊の薬師如来座像を中心に日光゜月光菩薩ヽ千手観音、十二神将、不動明王、毘沙門天像などがある。

    お水送り行事
 3月2日午後6時頃、神宮寺本堂で達陀(だったん)の行がおこなわれる。香水を供し、香を焚き、修法憎が勤行をおない、やがて内陣から外陣、そして回廊へと達陀松明による浄め(歩が進められる。

 神宮寺の閼伽井戸で
折りをこめて竹筒に
井戸水をいれ。
柴燈護摩の火。法螺(ほら)の音で儀式は進行、鵜の瀬へと 行列は進行する

                                               

  竹筒入りの香水を筒を傾けながら鵜の瀬へ流す。そのあと全員で般若心経を唱し、斎場にもどって柴燈護摩の火をつぐ。法螺(ほら)の音で儀式は進行、7番目の法螺の音が鳴る頃、大護摩の火も衰えてきており、法螺の音を合図にお水送りの神事は終了する。  


  遠敷川の 奈良二月堂へ 通ずる
鵜の瀬の 水送り(水が奈良へ吸い込まれて)
いる 場所の 上部に しめ縄 あり 


 この若狭の水は 10日間で 奈良二月堂へ到着し
 3月12日の二月堂の 前にある(若狭井)から 水を 汲み上げる儀式が 荘厳に挙行
されます。

      
   奈良二月堂へ 水を送る  若狭の 神宮寺は 神仏習合 を 今に伝えています。
朝鮮文化(仏教)は 海流の厳しい対馬海峡より 直接に 若狭へ 伝達され
この若狭の 遠敷川の 鵜の瀬より 奈良へと 文化(仏教)が 伝えられたのです。 
  2009年1月 USAの オバマ大統領の 就任で 小浜市は 日米親善にも貢献しています。
所在地:アクセス
     若狭神宮寺
住所:福井県小浜市神宮寺町30-4
TEL:0770-56-1911
オープン:9〜16時
料 金:大人400円、子供200円(小学生)
                                      ☆訪問撮影-2009.1.30 天候:曇り☆
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