- 「登録有形文化財建造物  樟 徳 館」 -
           

  帝国キネマの長瀬撮影所のまわりは、大阪電気軌道(現・近畿日本鉄道)が大正14年に開発を始めた布施巽台住宅地が広がっていましたが、長瀬撮影所が昭和5年に焼失した後、その跡地を森平蔵氏が購入しました。
  材木商でもあった森氏は、全国から銘木を集め、最高の材料と技術を駆使して 昭和11年2月に私邸建設に着工、昭和7年頃からの構想機関を含めると7年がかりで、昭和14年に和洋折衷で大正モダニズムが漂う邸宅が完成しました。
   木造瓦葺2階建の建物は、建坪1305uで、森平蔵氏が昭和35年6月27日に享年85歳で亡くなった後、故人の遺志により敷地とともに樟蔭学園に寄贈され、樟徳館と命名されました。
   平成1210月には、「造形の規範となり、再現が容易でないもの」として、主星・土蔵・鎮守社・門・東塀・南塀の6点が国の登録有形文化財に登録されました。

    登録有形文化財の 樟徳館の  内外の状況  大正モダニズム風と和洋折衷が混在する点が特徴   
   ※ NHK ドラマ の ロケ地に
      2009年2月28日(土)午後9時より  NHK ドラマ「白州次郎」−3週連続ドラマーの ロケに
                             当 樟徳館が 白州次郎の 生家と設定で 撮影が 行われました。 
所在地:アクセス
  大阪府東大阪市菱屋西2−4−12
  近鉄大阪線「長瀬駅」下車
             長瀬川沿いを北へ徒歩5分
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 ☆訪問撮影-2009.1.11 天候:晴☆