日本3名勝
奈良の猿沢:京都の大沢と並ぶ近畿の名勝
住吉神社末社
浅沢神社の周辺が
浅沢池です。
浅沢の杜若(かきつばた)
住吉の浅沢小野の杜若
衣に摺りつけ着む日知らずも 万葉集
その昔、 ここから南にかけては清水の湧く大きな池があり浅沢と呼ばれ奈良の猿沢。京都の大沢と並ぶ近畿の名勝であった。
とくに住吉の浅沢池は、美しく咲き乱れる杜若で歌人たちに愛され、
万葉集をはじめとする多くの歌集にその名をとどめている。
しかし昭和に入って「忘水」と称された浅沢の清水も枯れ、杜若に代わって明治神宮の花菖蒲が移植されていたが、平成九年地元の強い要請を受け、細江川改修の一環として浅沢に新しい水脈を加え、各地の原種の杜若を集めここに住吉区の区民の花の由来となる「浅沢の杜若」を復活させることが
できた。
いにしえを偲ぶ市民の憩の場として、この名勝を長く守り伝えなければならない。 (財)住吉名勝保存会
平成19年6月14日 御田植神事の日に 撮影しました