- 「御 塩 殿 神 社」 - 

所在地:アクセス
  三重県伊勢市二見町大字荘、

 

☆訪問撮影-2008.1.9 天候:快晴☆

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み   し お ど の   じん じゃ

主祭神

御塩殿鎮守神

毎日の御領に用いられる塩を作る御塩
殿を神として祀る。
 お塩焼きもその昔は度会神主一族の担当するところで、御塩焼物忌とその父が代表者であった。まず五十鈴川の下流の御塩浜で、毎年土用に塩の干満を利用して濃い塩水を取り入れて、
昔ながらの方法で塩が作られる。清渚の異名をもつ清らかな二見の海の汐を汲んで、
これを御塩焼所の平釜で煮詰めて荒塩につくる。
  塩に焼き固める作業は毎年10月5日の御塩殿祭から始められ、御塩殿で荒塩を御塩禍という
三角錐の土師器に詰め込んで窯で焼き固める。こうしていわゆる堅塩ができあがる。
二見では御塩役人を定めて伝統を受け継いできた。純白の食塩とは違い、大御神に朝夕お供え
する堅塩は黒灰色である。

  御塩殿
 御塩殿(みしおどの、みしおでん)は
粗塩を焼き固め堅塩を得る施設である。
  屋根は茅葺で鳥居と板垣が与えられているが、
社殿ではない。
  8月に作られた粗塩を毎年12月と3月の2回にわけ、年間約300-400個を御塩殿内部で焼き固める。
三角錐の土器の型に粗塩を入れ、舞錐で起こした火である忌火を使って御塩殿内で焼き固め、堅塩とする。これらの行程を経て得られた堅塩を御塩(みしお)と呼ぶ。

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  御塩殿の 横は伊勢湾である。

  二見浦が 遠望できる。
二見海岸は 伊勢も詣での人々が
塩垢離するところ、
 二見浦の夫婦岩は鳥居の代わりで、
沖の輿玉神石を拝するためのもの。

                御塩殿神社の入り口には 石碑あり
  
二見浦 神さび立てる御塩殿 幾千代みちぬ まつかげにして
                            鴨  長明   

                                  

最寄駅:JR東海参宮線二見浦駅から    約1.2km。
伊勢二見鳥羽有料道路二見料金所から  約2.3km。