☆☆ー平成19年 9月13日(水) −天候 晴れー☆☆
- 「梅花藻」 と 宿場町 醒ヶ井-
バ イ カ モ
梅花藻ー地蔵川に咲く
見頃は 初夏(6月)〜晩夏(8月末) 地蔵川の いたるところで 群生します。 白い小さな梅の花に似た花を 咲かせます。
キンポウゲ科の水生多年草植物。
↑:写真撮影提供:吉本秀一さん
蟹 石
地 蔵 川
梅 花 藻
西行水 泡子塚
西行水という泉があり、西行の飲み残しの茶を飲み、娘が懐妊。
それを知った西行が自分の子なら泡に戻れと言うと その子はたちまち泡に化したのを
供養したという石塔の包子塚がある。
宿場町 醒ヶ井
↑:写真撮影提供:吉本秀一さん
[宿場町・醒ケ井] 醒ケ丼は古くから清水で有名な街道洽いの村である。
JR醒ケ井駅のすぐ前の国道21号線を横断レ左折すると右手に松尾寺の政所がある。
また駅からまっすぐ道を道むと名神高速道路の手前で中山道との交差点に出る。ここを右折した所が六軒茶屋のあったところであるが、現在は往時の面影を残す草葺の家カ緋軒と松谷本の名残1〜2本残るのみである。
水源地の加茂神社まで街道に洽って流れる地蔵川にかかった橋を渡る。かつてこの橋のたもとに高札場があった。さらに50mほど道むと「お葉付きイチョウ(国天然)」で有名な了徳寺がある。
ここから東へ200mほどで本陣跡、さらに約50m進むと醒ケ井地蔵堂がある。
醒ヶ井の清水
地蔵堂の東陽が加茂神社、神社の石垣の下からはこんこんと清水が湧き出ており、ここが地蔵川の
水源地、近くに日本武尊の腰掛谷や鞍掛谷がある。記紀にいう日本式尊の「居醒の清水」こそ、この清水であると古くから言われている。 醒ケ井は東山道・中山道の宿駅であったので、『十六夜日記』や
『東関紀行』など多くの紀行文にこの清水のことが描かれている
「音に聞きし醒ケ井をみれば、陰時き本の下の岩根より流れいづる清水余り涼しきまでに澄み渡りて、実に身にしむばかりなり。余熱まだ尽きざる程なれば、往巡の旅人多く立ち寄りて涼みあへり」
<『東関紀行』作者不詳>
「結ぶ手に 濁る心を 濯ぎなば 浮世の夢や 醒井の水」 <『十六夜日記』阿仏厄>
江戸時代には清水の前で、醒ケ井餅やそうめんが売られていた。
駅前で ペットボトル 80円からで 販売 水は無料です。