難波利三  てんのじ村

 『おもろうて、やがて哀しき・・・・』

  

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☆訪問撮影-2010.3.14 天候:晴☆

所在地:アクセス
  大阪市営地下鉄動物園前駅より 徒歩10分
 
第437回の関西文学散歩

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  難波利三先生 講演↓

「てんのじ村」とは大阪市西成区山王町あたり、
しかし昔天王寺村だったので縮めて「てんのじ村」で通っている。
その路地裏に長屋があり、多くの芸人たちが住んでいた。戦争が終わり
、ラジオ放送が始まり、さらにテレビ放送が始まり、
売れて長屋を出て行く芸人がいる一方で、
ラジオからもテレビからも声がかからずドサ回りで くすぶる芸人もいる。
これは、そんな芸人たちの40年を描いた作品だ。
 昭和59年の直木賞受賞作だが、全然覚えがない。
奥付を見ると1992年第2刷と印刷してある。10年間も書店の棚か、
出版社の倉庫で眠っていたのだろうか。大阪の芸人の生活や心情が生き生きと
伝わってきて、思ったよりおもしろかった。読んでいて、こんな芸 、
テレビで見たような気もするなと思ったりもするので、
実在の人物を反映しているのかもしれない。芸人の世界も大阪の街も知らないのだが、
実際に 顔を見て声を聞いているような感覚で読めた
                            (大阪文学振興会の レジメより 転載)

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