石 碑 @ 釣鐘に吉原の遊女寄進者六百数十人の名が彫刻、 石 碑 A
近江鉄道鳥居本駅から北へ100米に 歌舞伎の『法界坊の釣鐘』で 有名な上品寺がある。
歌舞伎の隅田川続俤(ごにちのおもかげ)、通称『法界坊』は、天明四年(1784)五月大坂角
(かど)の芝居で初演されました。
上品寺七世住職法界坊は 荒れた寺の再興の為に 江戸に出て吉原の遊女に法話がうけて
帰依する者多く(もてまくった) 遊女は苦界より来世の極楽浄土を夢見て寄進莫大で寺再興。
鐘は西村和泉守が鋳造 遊女のささげたかんざし金や錫の鋳込まれた鐘の音はすずよかに
鳴り響いています。鐘の完成は明和6年(1769)。現在も 毎朝6時に搗き続けられている。